サンクリストバルの空港で時間を潰すなら
「サンクリストバルの空港」と書きましたが今はメキシコ南部のチアパス州に「サンクリストバル空港」という名前の空港はありません。サンクリストバル デ ラスカサスはチアパス州の中心的な存在で、かつては首都だったものの1892年にTuxtla Gutiérrez(トゥクストラ グティエレス)に遷都。空港はこの州都にあります。サンクリストバルからは車で1時間とちょっと。
チケットにはこの都市名が印字されますが、グーグルマップなんかに出てくる名前は「Aeropuerto internacional Ángel albino corzo 」そして空港コードはTGZ。うーん、ちょっぴりややこしや。
さて、州都とはいえ地方都市の小さな空港、帰りに早く空港に着きすぎちゃってやることなくてヒマヒマ、なんてなんだかイヤですよね。
でも空港へはなるべく早く着いておきたいという石橋渡(イシバシワタル/慎重なことを意味する「石橋を叩いて渡る」から勝手に命名)さんのために、空港の様子をお伝えします。
空港の中は広々していてとてもキレイ。なんでも2006年にできた比較的新しい空港なんだとか。バスやタクシーを降りて中に入ると目の前に各航空会社のカウンターがあります。とりあえずカウンターでチェックイン&荷物を預けてフリーになりましょう。
ロビーには一通りのお土産ショップが並んでいますが、わたしが行ったときにはおしなべてどこの店員さんも売る気なし。携帯を見ながら「時給もらえるんで店番してます」感を醸し出してました。矢継ぎ早にコレはどうだ、アレもあるよと言われるのも面倒だけどあんなにもヤル気ない感を前面にだされるのもなんかね。「ちょうどいい人おらんのかい」ってちょっと突っ込みたくなります。それはさておき、売店にはコーヒーやチーズも置いてあるので最後に何か買いたいっていう旅行者さんの購買欲には応えてくれます。
ロビーにはコーヒーショップのほか、サンクリストバルでも3店舗くらい見かけたチョコラテリア「カカオナティーバ(Cacao Nativa )」の売店もあったので、最後のチョコラテをここで楽しむのもいいかもしれません。
2階にはレストランが2軒。個人的に満足だったのは上がって左側にあるハンバーガーショップです。セルフ形式なんですがフロアにもスタッフさんがいて、ケチャップはいるか、ジュースのおかわりはどうだと、なかなか親切にしてくれました。英語もスペイン語もイマイチな外国人対応もばっちり。オーダーを取ってくれた人もフロアの人も、ゼスチャー混じりでゆっくり話してくれたのも好印象でした。値段感はハンバーガーとポテト、ドリンクのセットで140ペソ以上という感じです。
シートは1階のチェックインカウンターを見下ろす位置に用意されていて、電源コンセントもあり、チェックインと荷物を預け終えたらすぐに搭乗ゲートへ向かわず、ギリギリまでここでまったりするのがいいと思います。
もちろん搭乗ゲートのフロアにもサブウェイやカフェのほか売店もあるけれど、居心地はイマイチそうでした。でも待合ロビーは広くて綺麗で快適です。空港で特に何も食べない飲まないというなら、早めに搭乗ゲートにすすんでもよさそうです。