2020 おしゃれ系 チレス・エン・ノガダ
日本のような「期間限定料理」があまりないメキシコ。ですが、これだけは「ああ、今、食べなくちゃ」と思わせる料理、それが「チレス・エン・ノガダ」です。緑色の辛くないチレ、ポブラノにひき肉ベースの具を詰めて、クルミのソースをかけた料理。さいごに季節のフルーツ、ザクロを散らして仕上げます。伝統のチレス・エン・ノガダはこちらの白いソース、赤いザクロ、緑のポブラノを使ったもの。この三色はクリスマスカラー・・・ではなく、メキシコの国旗の色なんです。
どうしてこの料理が9月前後の限定メニューなのかというと、9月16日はメキシコの独立記念日なんです。
メキシコ人にとってこの日は特別。9月になると街角に国旗を売る屋台が表れ、小さい国旗をはためかせて走る車をちらほらみかけるようになります。在墨外国人としてはメキシコの独立記念日を思いながら食べる料理でもあります。
今年2020年はCOVID19のため、遠出をすることはなかいませんでしたが、コヨアカンのセントロ(中心)にある、ちょっぴりラグジュアリーなレストランでこのチレス・エン・ノガダをいただきました。日曜日の昼下がり、テラス席で公園を眺めながらビールとともに。
こちらはソースがピンク色。モダンタイプのチレス・エン・ノガダでした。
食後にはカフェ・デ・オジャ。鍋で煮だす、メキシコの伝統コーヒーです。店員さんに来たら「メキシコの甘いコーヒーだよ」とのこと。シナモンの香りがする、ほっとする味わい。サーブされるポットもかわいです。
今年行ったのは、Los Danzantes(ロス ダンサンテス)というメキシコ料理のレストラン。コヨアカンを象徴するコヨーテの噴水が見えます。観光地にあるので、英語メニューがいいかと聞いてくれたり、こちらのつたないスペイン語を理解してくれようとしてくれたりと気持ちのいいサービスで、また行きたいなと思うレストランのひとつ。
これは2階、トイレに行く途中で撮ったもの。店内は広くて、いつもにぎわっています。でもCOVID19で席数を減らして営業してるのかな。
テラス席からは、隣の店の国旗が見えました。
こちらは2018年春に撮った、2階の窓から見える景色。たくさんの人でにぎわっていました。
2階には個室風に仕切られた空間もあります。