パレンケ遺跡の森で見た不思議に揺れる葉っぱの正体は?
サンクリストバル デ ラスカサスから車で6時間ほど、ジャングルの奥深くに残された先人たちが生きた跡、パレンケ遺跡はチアパス旅行のハイライトのひとつです。都市の栄枯盛衰を終えたあと約800年ものあいだ人の手が届かなかったこの遺跡は、スペイン人による壊滅的な都市破壊の悲劇から逃れ、ジャングルの奥に栄えた古代文化の姿を今に残しています。
この遺跡でちょっと不思議な風景を見たので紹介しましょう。
みっしりと緑に覆われたいくぶん湿度が高い熱帯ジャングルの中は、木々の間を通る風が優しく気持ちいい。そんな森の中でひとつだけ揺れる葉っぱに思わず、そこに存在する精霊の姿を想像してしまいました。
この森があるのは、「葉の十字架の神殿(Templo de la Cruz Foliada)」の後ろ側。遺跡全体からすると地味なエリアなので、ガイドさんと行って時間がないと端折られてしまう場所かもしれません。ゆっくりのんびり歩けば、優しいジャングルの風を感じることができますよ。