メキシコのりこ

東京で社会人を20年ちょっと、からのメキシコ暮らし。

メキシコでパスポート更新備忘録

f:id:quericonoriko:20190628015933j:image

メキシコで働くことが決まったとき、私のパスポートの期限はそろそろ1年を切ろうとしていました。でも仕事が決まってすぐにパスポート情報をメキシコの移民局に提出し、就業の手続きをはじめなくてはならなかったため、日本でのパスポート更新をあきらめました。スペイン語もろくにしゃべれないから、できるだけ先々の不安はなくしておこうとおもったものの、これはどうにもしょうがない。というわけで、渡墨が10月、パスポートが切れるのが翌年8月という状況でとりあえずメキシコへ!

渡墨して職場の人に「パスポート更新には3カ月以内に取得した戸籍が必要かも」という情報を聞いたため、手続きは5月以降とすることに。ですが在墨日本大使館のHPを見たところ、戸籍は「必要と判定された場合のみ」という文字を発見。で、5月に大使館に行ってみたら戸籍は不要で・・スイスイ、中1営業日で更新パスポート発券とあいなりました。

そこで、備忘録的に在墨にてパスポート更新をするときに手続きを記しておきます。

1)HPの専用ページから情報を入力してプリントアウト。(リンクはこちら↓)

切替発給(更新) : 在メキシコ日本国大使館

2)書類と規定のサイズの写真を持って大使館へ。

写真の規定は街の写真屋さんでは扱っていないサイズの場合があるので、注意が必要。私は大使館に書類を持って行ったときに「近くに写真屋はありますか」と聞いて、そこに撮りに行きました。大使館窓口→写真屋→大使館窓口という手間はかかりますが、言語が不自由な海外では日本語で案内してくれる大使館窓口は頼りになります。

私は最初に大使館の窓口で用意してきた書類を渡して、近くの写真屋を聞きました。紹介してくれた写真屋は大使館から徒歩5分くらい、大使館の人がご丁寧に地図をくれたので、すぐに分かりました。そして写真屋のおばちゃんは手慣れたもの。「どこのパスポート?」と聞いかれて日本だとこたえると、「OK、写真のサイズは知ってるから大丈夫よ~」さっと準備、パッと撮ってくれて10分ほどで仕上がり(70ペソぐらいだったかと)。それをもらって再び大使館へ。

最初に窓口に行ったときに用意した書類を渡しておいたので、写真屋へ行っている間に書類をチェックしてくれていました。なので2回目に大使館にもどったときは、写真を渡すだけ。なにやらとてもスムーズ!

3)書類と写真を持ち込んで、中1営業日で仕上がるとの旨。

4)中営業日以降に、手続き料10年用2770ペソを持って(おつりのないように、とのことでした)再び大使館へ。

5)大使館でお金を払ってパスポートを受け取って、はい、おわり。

心配していた戸籍も不要、書類はパソコンで入力してプリントするだけ。写真屋は大使館で聞いたところに行けば、ほとんど言葉要らずで間違いない。という簡単スムーズな手続きでした。

ちなみに大使館の手続き時間は平日9:15~13:15、15:00~18:15の間。大使館は大きなビルに入っていて、ビルの1階に大使館専用の受付があります(日本の国旗が飾ってあるのですぐに分かります)。受付はスペイン語だけど、「日本大使館に行きます」と言ってIDとパスポートを見せるだけでOK。ビルに入るためのカードと大使館入口で見せるカードの2枚をもらって、ビルの右奥へ。ビルのカードを最初に電車の改札みたいなところでピッとして、エレベーターに乗る時にも同じカードをピッとします。カードにどの階に行くかの情報があるらしく、エレベーターに乗ったら指定の階にのみストップする仕組みになっていました。

大使館の入り口では再びセキュリティチェック。携帯電話やパソコンなどの電子機器はそこで預けます。セキュリティで住所を聞かれるのですが、細かく言う必要はなくて旧デレガシオンレベルでよいみたい。

ちなみに私は最初の日は大使館に一度行って写真を撮りに外に出たので、ビルに2回入ることになったのですが、2回目は大使館で書類の確認のためにパスポートと在留カードを預けたので2回目にスムーズに入れるかドキドキしていたんだけど、1回外に出る時に「また戻って来るから」とおじさんに伝えてみたところ「OK、君の番号はXXだから、戻って来た時は番号を言ってね」とのこと。で、戻って来た時に番号を言おうとしたら、顔パスでカードをもらって再び入館できました。なんともメキシコらしくてほっこりでしたが、ちょっぴりそんなんでええんかいという気持ちもw

ちなみに受け取ったパスポートの「発行官庁」の欄には「在墨日本大使館」の名前が! 日本で発券したら多分「日本国外務省」的な名前になっているんだろうと思います。なんだかいつもと違うパスポートのような気がしてちょっぴり嬉しかったりして。これから10年間、パスポートを開くたびに「ああ、2019年はメキシコにいたのね」と思い出すに違いありません。