メキシコのりこ

東京で社会人を20年ちょっと、からのメキシコ暮らし。

360円のファスト定食コミダ・コリダでご飯を食べてみた

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メキシコでサクッとランチを食べたい時、でも屋台の立ち食いタコスじゃいやな時、強い味方になってくれるのが「Comida corrida(コミダ・コリダ)」です。comidaは昼ごはん、corridaは「走ること」という意味なので、「サクッと食べる昼ごはん」的な意味合いなんだと思います。何がどうサクッとなのかというと、出てくるものがほぼ決まっているのでオーダーに悩みません。そしてあらかじめメニューが決まっているということは、用意するお店側もすぐに料理を提供できるということでもあります。

お店に入って席に着いたら、まずスープは何にするかを聞かれます。たいていはコンソメか豆(レンテハが多い気がする)のスープを選べと言われて答えると、すぐにスープが運ばれてきます。私はたいていコンソメスープをチョイス。卓上のサルサを投入して、少し辛くして食べるのが好きです。
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次にお米かスパゲティを聞かれます。日本人的には米とおかずは同時にいただきたいところですが、メキシコではおかずのおともはトルティーヤ。ですからお米は前菜感覚です。お米は日本で茶碗に盛っていただくねっとりしたタイプではなく、パラパラしていてケチャプライスのようにほんのりオレンジ色です(たぶんトマトの色なんじゃないのかな)。

この日はスパゲティをいただきました。
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パスタを食べ終える頃にお姉さんが「ギサド(おかず)は?」と聞いてくるので、何があるかを聞いてオーダーします。「ポジョ」の言葉が聞き取れたならそれは鶏肉です。お値段がお安いだけに鶏肉は定番のようです。ちなみにこの日の私は「フィレテ」をオーダー。白身魚を焼いたやつでした。お味はというと・・ちょっぴり泥臭さがあったかも。コミダ・コリダで日本クオリティの魚料理を期待してはいけません。(ひと皿100ペソ以上するレストランの魚料理はおいしいですよ!)

ちなみに料理の皿に添えられているのは、たいていフリホーレス(豆の煮込み)です。塩辛いあんこだと思えばOKです。メキシコに来て最初の頃は塩辛いあんこなんて違和感だらけでしたが、慣れると意外や意外に美味しいので、食わず嫌いをせずに食べ続けることをオススメします。

スープ、炭水化物、おかず、さらにはパンと飲み物が次々にテーブルに置かれます。この日の飲み物は甘い甘いオルチャータでした。この内容で55ペソ。私はチップ(メキシコではチップをプロピーナといいます)込みで60ペソにしました。

コミダ・コリダは街のファスト定食屋さん。古くから営まれているお店が多いのか、外観は少々年季が入っているお店が多いです。古めかしい外観にビビらず一歩踏み出してみるのがいいと思います!
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