みっしり生地のクロワッサンinメヒコ
メキシコシティのパン屋ウォッチング第6弾、51個目のパンはクロワッサン。日本で美味しいクロワッサンといえば香り高いバターの風味と外のパリパリ感と中のしっとり感のバランスではないでしょうか。
ここメキシコは、全体的に料理やスイーツにおいてあまりバターを感じることがない。というわけで、いまだ美味しいクロワッサンに出会えてないのですが、今回食べたクロワッサンならギリギリ合格かなぁ。それはスーパー、ソリアナに入っているパン屋のクロワッサン。
層のそれぞれがしっかり生地で、しっとり感もそこそこ。バターの風味は感じられないものの適度にオイリーで、まあまあいけてました。
スーパー「Fresco(フレスコ)」のシンプルなパン、Doblado(ドブラド)6.5ペソ。
動詞「doblar」は折りたたむと言う意味で、その名のとおり生地が折りたたまれています。
真ん中をぱかっと割って中に野菜とお肉のカツをはさんで食べました。少々オイリーながらも、みっしりと食べ応えのある歯ごたえのパン。しっかりした生地なので、ハムよりもカツにして正解。具をサンドして軽く温めたほうが美味しかったです。
同じくフレスカで甘そうな一品pinguis(ピンギス)8.9ペソ。
買うときはチョコ―コーティングの上に白チョコでデザインがされていて可愛かったんですが、ビニールを剥がすと剥げてしまいました。なので、ビニールの上から撮ったのがこちらです。
味は・・とにかく甘い! チョコ系のスポンジの真ん中が少しくぼんでいて、生クリームをしぼっています。その上からチョコレートコーティング。チョコレートはゆるゆる系で、ねっとりと食べ応えがあります。
最近、スーパーの中に入っているパン屋さんが、意外とあなどれないということがわかったので、次なるスーパーはアメリカ発の大手「ウォルマート」でリサーチ3連ちゃんです!
最初はチーズロール1個7ペソ。
コロンと小さ目のフォルムで、パン生地の中にチーズとハムが巻かれています。エスペランサのよりも生地がしっとり&しっかりしていて、どちらかというと日本で食べるハムチーズパンに近いかも。
次はチーズボール7ペソ。
中身はクリームチーズ。表面に振られたゴマの風味がけっこう効いています。
もっとしっかり生地のほうが、私は好きです。
そしてウォルマート調査1日目のラストはエンパナーダス12.50ペソ。まあ、いわゆる惣菜パイです。中身はツナ&モレソースということで珍しいので買ってみましたが、これはもう買わないかも。
ちなみにエンパナーダスの真ん中のツナのマーク、最初は紙をパイ生地と一緒に焼き込んでいるのかと思ったら(ほかのパン屋でみかけたことがある)、食べられる生地にプリントしているようでした。自分の中で「こりゃ~人口着色料でしょう」という疑いが消えなかったので、食べなかったのですが、みんなはどうしてるのかなぁ。
こちらは定番のサンドイッチinエスペランサ25ペソ。
これまで食べたエスペランサのサンドイッチは40ペソ、今日のは25ペソ。具は、2種のチーズにトマトと緑の葉っぱ、今日のはアボカド一切れと変わりばえはないのですが、違うと言えばパン。今日のはしっとりクロワッサンのような少し甘めの生地でした。うん、これも美味しいよ!
次のこちらはちっこいパン1つ1.5ペソ。
うーん、たぶん真ん中を割って何かを挟んで食べる用なんだろうけれど、なかなかのパサパサぶりで私はどう扱っていいかわからないので、また買うことはないかな。直径5cmないくらいの小ささ。
これまで比較的チェーン店のパンを紹介してきたけれど、今回は街のパン屋さん。バスコンセロス図書館の近くにあったパン屋にふらり。店内は結構賑わってて、外からのお取り置き注文なのか、お盆いっぱいのパンを包んで棚に置いてるスタッフさんもいました。
これが結構しっとりしていて美味しかった! まずはシンプルなマフィン。小さいサイズだけど甘みが強いのでこのくらいがちょうどいい。
次はロールデニッシュ的なやつ。真ん中のクリームの風味が、甘すぎずでよかった。でも生地はちょっぴりパサパサ系なのでリピートはなし。
そして最後はチャレンジの気持ちで買ったパン。チョコドーナツの真ん中をベッドにしているかのようなチョコウサギが!
チャレンジだったわりには美味しかった! ほかのどこよりも生地がしっとりでわたし好み。でもちょっとアブラっぽかったかなぁ。いつものごとくパン屋の棚にはパンの名前も値段もないのでレシートをチラッと。合計金額しかなかったから1つずつの値段は分かりませんが、3つで28.5ペソ。180円弱なり!